▶【大好評】大学入試小論文講座の案内はこちら

【高校古文】伊勢物語「芥川」のテスト対策問題

伊勢物語「芥川」 国語
スポンサーリンク

【高校古文】伊勢物語「芥川」のテスト対策問題です。高校古文の定番教材『伊勢物語』から「芥川」は、和歌と物語が融合した平安文学の魅力が詰まった一節です。主人公の切ない恋と悲劇的な結末を通じて、古文特有の表現や心情描写を学ぶ絶好の機会となります。本記事では、「芥川」のあらすじ、重要語句、テストに出やすいポイント、現代語訳、解釈のコツを徹底解説。定期テスト対策や共通テストの古文読解力アップにも最適です!

スポンサーリンク

伊勢物語「芥川」のテスト対策問題

次の古文を読んで、後の問いに答えなさい。

昔、男ありけり。女❶のえ得まじかりけるを、年を経てAよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きに来けり。芥川といふ川を率て行きければ、草❷の上に置きたりける露を、「Bかれは何ぞ。」と❸なむ男に問ひける。

ゆく先多く、夜も更けにければ、鬼ある所とも知らで、神さへいといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、あばらなる倉に、女をば奥に押し入れて、男、弓・胡簶を負ひて戸口にをり、「はや夜も明け❹なむ。」と思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に食ひてけり。「あなや。」と言ひけれど、神鳴る騒ぎに、Cえ聞かざりけり。やうやう夜も明けゆくに、見れば率て来し女もなし。足ずりをして泣けどもかひなし。

白玉か何ぞと人❺の問ひしとき露と答へてD消えなましものを

(1)下線部❶❷❺の「の」の用法をそれぞれ次から選びなさい。
ア:連帯格 イ:主格 ウ:同格 エ:所有格

(2)下線部A「よばひわたりけるを」を現代語訳しなさい。

(3)下線部B「かれ」が指すものを、本文中から漢字1字で抜き出しなさい。

(4)下線部❸❹の「なむ」の文法的説明をそれぞれ次から選びなさい。
ア :動詞の活用語尾+助動詞  イ:助動詞+助動詞 ウ:終助詞 エ:係助詞

(5)下線部C 「え聞かざりけり」を現代語訳せよ。

(6)下線部 「消えなましものを」には、だれの、どんな気持ちが表れているか。 簡潔に説明せよ。

伊勢物語「芥川」のテスト対策問題の解答

(1)
❶=ウ
❷=ア
❺=イ

(2)求婚し続けていたが

(3)露

(4)❸=エ ❹=ウ

(5) 聞くことができなかった

(6)男の、女を死なせてしまったことを深く後悔する気持ち。

<現代語訳>
昔、ある男がいた。女でありながら、〔男が〕妻にすることができそうにない女性に、長年にわたって求婚を続けていたが、ようやくのことでその女を盗み出し、とても暗い場所まで連れてきた。芥川という川を渡って行く途中、〔女は〕草の上に置かれた露を見て、「これは何かしら」と男に尋ねた。

行く先は遠く、夜も更けてしまったため、鬼の住む場所とも知らず、そこに雷まで激しく鳴り響き、大雨が降ってきたので、荒れ果てて隙間だらけの倉に女を押し込み、男は弓と胡簶(やなぐい)を背負って戸口に立ち、「早く夜が明けてほしい」と願いながらじっと待っていた。すると鬼が現れて、女を一口で食べてしまった。「あれっ」と男は叫んだが、雷鳴の騒ぎにかき消され、声は届かなかった。

やがて夜が明けてきたので倉の中を見てみると、連れてきたはずの女の姿はどこにもない。男は地団駄を踏んで泣いたが、どうすることもできなかった。

――あのとき、「あそこに光るものは真珠ですか、それとも何ですか」と女が尋ねたとき、あれが露だと答えたのなら、いっそ露のように、二人してこの世から儚く消えてしまえばよかったのに。

国語
スポンサーリンク
シェアする

コメント

テキストのコピーはできません。