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【大学入試小論文】化学が人類に関する諸問題の克服に貢献した事例

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【大学入試小論文】化学が人類に関する諸問題の克服に貢献した事例です。

【問題】
下記(1)あるいは(2)に該当すると考えられる事例をいずれか1つ挙げ、その核心となる化学上の発明または発見について、およびこの発明発見の負の側面について合わせて800字以内で説明しなさい。
(1)化学の力を利用した材料開発が人類の生活様式に大きく影響を与えた事例
(2)環境問題やエネルギー問題、ライフサイエンスに関する課題などの人類に関する諸問題の克服に化学が貢献した事例

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化学が人類に関する諸問題の克服に貢献した事例

環境問題の克服に化学が貢献した事例は、燃料電池車の発明である。従来、石油で動くガソリン車を人々は主に使用してきた。燃料が石油であるため、二酸化炭素や有害物質を多く排出する。二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に多くなり、地表での熱の吸収量が増え、そのことで地球温暖化が深刻化している。地球温暖化により、氷が溶けて海面が上昇した結果、大規模洪水のような異常気象おこる。

このような地球温暖化を起こす原因である二酸化炭素を削減するには、燃料電池が有効である。燃料電池車は、水素と酸素のもつ化学エネルギーを電気エネルギーに変換して動力を得る。その時、水だけが排出され、有害物質を一切生じない。またガソリン車に比べてエネルギー効率が高く、ロスが少ないことも利点の1つだ。

一方で、燃料電池車が普及しにくいという負の側面がある。燃料電池車は、反応のための白金触媒などの高価な金属を使用する。それにより、製造コストが高くなり、車両の価格も上がり、消費者には手に届きにくい商品となっている。また、水素を補給するための水素ステーションの設置も必要である。既存のガソリンスタンドを取り壊して水素ステーションを設置するには、多くの時間と多額の費用を要する。都市部だけでなく地方にも設置する場合は、新たなインフラの整備をしなければならない。加えて、水素の製造過程で二酸化炭素を排出するため、これを回収して再利用する新たな技術の導入も不可欠だ。

これらのことから、燃料電池車が広く普及すれば、大いに二酸化炭素削減をでき、地球温暖化のような環境問題の克服をできる。一方で、まだ問題点も多く、製品コストの削減が難しい。燃料電池車の低コスト化やインフラ整備が進めば、広く普及し、環境負荷が減ることによって持続可能な社会の実現 に近づくと考える。(753、スペース含む)

質問への回答(抜粋

質問1:文字が足りなかったので最後の段落はまとめをいれましたが、良いのでしょうか。
➨構いません。

質問2:課題文について、取り組む際に、何か注意する点があれば教えてください。
➨課題は、「すべて、いずれかの問題・課題について、解決策(対策・方法)」を問われています。解決策への着眼点も大事ですが、自分の化学や科学についての知識を存分にアピールできる解決策を挙げることだと思います。「二酸化炭素の排出の削減」について十分な知識と見解があるので、それをまず、第一案として課題に取り組むといいと思います。

【講評】
題意に沿って、自身の強みを生かした論文となっています。

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