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【大学入試対策】和歌の頻出問題

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大学入試の古文では、和歌が頻出テーマの一つです。和歌は独特の表現技法や省略が多く、意味を正しく読み取るにはコツが必要になります。しかし、苦手意識を持つ受験生も多く、「和歌の解釈が難しい」「問題を解くときのポイントが分からない」と感じることも。本記事では、和歌の頻出問題をピックアップしていますので、しっかり対策をして、和歌問題を得点源にしましょう!

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和歌に関する対策問題

次の和歌を読んで、後の問いに答えなさい。

A ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは 在原業平
B 山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も( a )かれぬと思へば 源宗于
C 春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空 藤原定家
D 寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ 寂蓮法師

(1)Aの和歌には、リズムを整える枕詞が使われています。「神」を導いている枕詞を抜き出して答えなさい。

(2)Aの和歌の情景として、最もふさわしいものを後から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 河の水がかれて、紅葉が降り積もる情景
イ 色づいた紅葉が河に浮かび、流れる情景
ウ 紅葉の木の影が河に映り、真っ赤に光る情景
エ 紅葉が風に舞いながら、河に落ちる情景

(3)Bの皮の下線部「かれぬ」には二つの意味を重ね合わせています。こうした言葉(技法)を何といいますか。漢字二字で答えなさい。

(4)(3)の技法で重ね合わせている意味は、「人の訪れがなくなる」という意味の他にどんな意味が重ね合わせているのですか。十字以内で、現代語で答えなさい。

(5)Cの和歌について、この和歌に詠まれている時刻として最もふさわしいものを後から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:明け方 イ;昼ごろ ウ:夕方 エ:夜中

(6)Cの和歌の特徴として最もふさわしいものを後から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 見たままの景色を、力強く歌い上げている。
イ 感覚的な言葉で、情景を優雅に歌っている。
ウ 心の内面を画し、自然に託して歌っている。
エ のどかな情景を、素直な言葉で歌っている。

(7)Dの和歌について、何区切れの和歌ですか。漢数字で答えなさい。

(8)Dの和歌で「さびしさはその色としもなかりけり」の意味として、最もふさわしいものを後から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 秋の寂しさには、やはりこれという色があるのだなあ。
イ 秋の寂しさは、得のどの色というわけではないのだなあ。
ウ 秋の寂しさは、何色によると決められたいいのになあ。
エ 秋の寂しさには、その時々で似合う色があることだなあ。

(9)CとDの和歌に共通した表現技法として最もふさわしいものを後から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 対句
イ 擬人法
ウ 体言止め
エ 倒置法
オ 反復法

和歌に関する対策問題の解答

(1)ちはやぶる

(2)イ

(3)掛詞

(4)草がかれる

(5)ア

(6)イ

(7)三

(8)イ

(9)ウ

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