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【高校地理総合】アフリカ州のポイント

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【高校地理】アフリカの国々まとめです。

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アフリカの概要

社会と産業は、政治的には独立国だが、経済は外国資本に依存。モノカルチャー経済の植民地構造が残る。民族紛争が頻発。アフリカの歴史は、19世紀なかばころに植民地化された。ヨーロッパ列強支配のもと、カカオ・コーヒー・茶・らっかせいなどの輸出用作物を栽培する農業が始まり、ダイヤモンド・金・銅などの地下資源の開発が進められた。

  • 東アフリカ…ケニアの首都ナイロビは近代都市。茶・コーヒー豆。
  • 西アフリカ…カカオ(ガーナ), 石油(ナイジェリア)に依存。
  • 農業…輸出用の商品作物を栽培。カカオコーヒーなど
  • プランテーション…欧米諸国が開いた特定の商品作物だけを栽培する大規模な企業的な農園農業。
  • 放牧…乾燥帯では、らくだ、牛の遊牧がみられる。

ナイジェリア

ナイジェリアの人口は、この国が属するアフリカ大陸の国々のなかでは最も多い。民族間の対立が激しく、1960年代後半にナイジェリアの国の東部を分離独立させる紛争がおこり、多くの人々が飢餓に苦しんだ。ナイジェリアでは、農牧業に従事する人が多く、日常の主食とする自給用作物のほかに、輸出用作物も生産されている。この国の南部の低地で産出。鉱産資源がナイジェリアの国の経済を潤し、近隣諸国から労働者が流入していたほどでのこの資源の価格が低迷してからは、生産不振が続いている。

ナイジェリアの自然
ナイジェリアの土地は、村あるいは共同体に属し、これを耕作する農民には利用権が認められている。最近は、私的土地所有制度が生まれ つつある。耕作形態は移動耕作・低木休園・屋敷畑における恒常耕作などがみられ、低木休閑が最も広い面積を占める。

  • 移動耕作…植生が十分発達している土地を伐採・火入れによって開き、2~3年耕作した後、15年間休関する。
  • 低木休閑…植生の回復が不十分な土地を火入れによって開き、3~6年耕作したのち、15年間休関する。
  • 屋敷畑…住居の周辺にある耕地であり、集約的な利用が行なわれている。

ナイジェリアの農業
作物の栽培は、同一耕地に多種の作物を同時に栽培する混作 (同時栽培)が、一般的である。混作は、単位面積当たりの作物 全体の収量を上げ、密植することにより雑草の繁茂や土壌浸食を防ぐことなどを意図したものである。農家の経営は零細で、一家族当たり0.4~2ヘクタールの土地を耕作するにすぎない。その生産物は主として自給用で、余剰が販売される。

農作業は手労働で、各種の鍬・鎌・なた・斧・ナイフ・堀棒 (ハック)が用いられ、機械化は遅れている。肥料は草木灰・家庭ゴミ・あり塚の有機物や微細な土壌などで、化学肥料はほとんど使用されない。

ナイジェリアの換金作物は、地域の気候・土地条件に適した作目が選ばれ、北部のハウサ・フラニ人地域はおもに落花生・ 綿花を、西部のイボ人地域はココアとオイルパームを、東部のヨルバ人地域は南部でオイルパームを栽培している。彼らにとって、自給作物栽培は副次的であるが、そのお陰で換金作物を低価格で輸出することが可能となっている。

ナイジェリアの工業
ナイジェリアは、1960年頃から石油生産でも外貨を得られるようになっているが、油田の多くが石油メジャーの支配するところで、国営石油会社は技術的に未熟で、まだ石油の富を十分に獲得できないでいる。

  • 国際石油資本…先進資本主義国の巨大な多国籍企業で、かつては石油の生産・流通をすべておさえ、産油国を支配していた。OPEC(石油輸出国機構)による資源ナショナリズムの動きの中で、生産部門の支配力は低下したが、今なお影響力は大きい

ケニア

赤道直下にあるが、首都ナイロビをはじめとする 内陸部は標高1600m以上の高原状の土地が多く、気候は温暖である。この地域にはサバサとよばれる草原地帯が広がり、野生動物の宝庫となっている。

南アフリカ共和国

南アフリカ共和国は、鉱産資源が豊富。アパルトヘイトを撤廃。金、ダイヤモンド、レアメタル(希少金属)などの鉱産資源に恵まれ、工業化に成功。かつてアパルトヘイトと呼ばれる黒人などを差別する人種隔離政策をとられていた。なお、黒人と白人との経済格差が残る。

アパルトヘイト
南アフリカでは、長い間、人種差別の考え方があって、1948年以降はアパルトヘイト(人種隔離政策)によって国民を白人と非白人に分け、食堂やバー・バスや鉄道・海浜や公園のベンチなどの一部、特定部分の利用を白人のみに許し、人種間の結婚をも禁じた。また、黒人労働者の賃金は白人の1割ほどしかないなど、就職と賃金が差別されるだけでなく、教育・医療においても差別を受けた。先進資本主義国にとって、レアメタルの重要な供給国であったから、南アフリカは強硬にこの政策を続けることができていたのである。

アパルトヘイトは東西対立が解けると、国際社会から激しい非難を浴び、経済制裁やオリンピックからの追放などの処分を受けた。また、この差別政策のための警察や社会機構の維持に膨大な財政支出をしなければならず、結局、1991年から1993年に関連法律の廃止と国際社会復帰が行なわれた。

しかし、黒人の熟練労働をはばんできた教育の差別は、高い失業率・犯罪発生率をもたらし、諸外国からの投資を妨げ、南アフリカの経済を劇的に成長させることはできていない。今なお、黒人居住区は灯火や水道の少ない劣悪な居住環境である。

南アフリカの鉱産
南アフリカは豊かな国で、金・銀・白金・ダイヤモンドだけでなく、鉄・マンガン・クロム・ウランなど鉱石に恵まれ、とくにレアメタルは世界有数の産出を誇っている。しかし、主要都市では夜間に外出することが危険であると、今、なお言われている。実際、高い犯罪発生率は、豊かな経済力がなお十分には黒人労働者に分配されていないことが背景にある。

南アフリカの農業
農業は、白人が経営する企業化が進み、最良の土地でブドウ園や果樹・園芸農業を行ない、またトウモロコシをはじめ白人大地主の土地を、土地を持たない黒人が耕してきた。政府は農地改革によって白人から黒人に土地が移るよう誘導しているが、なお不十分で、白人地主が黒人に襲撃される事件が起きている。

エジプト

アフリカ大陸の北東部に位置するエジプトは、ナイル川にアスワンハイダムを建設し、その流域に広大な農耕地の造成と安定した電力供給を実現したが、一方では塩害などの問題が生じている。

ナイル川デルタの河口部付近に位置するアレクサンドリアは、地中海貿易とヘレースの中心として栄えた歴史を有している。現在も商工業が発達する貿易・湾岸都市エジプトではカイロに次ぐ第二の都市である。

リビア

リビアは1951年に独立し、現在、イスラム教を基礎とする社会主義国家で、アメリカ合衆国や西ヨーロッパ諸国などと対立していた。国土面積176万km、人口600万人以上を擁する。国土の9割以上が砂漠で、リビアの国の東部から隣国にかけて砂漠が広がる。点在するオアシスではオアシス農業が、北部の地中海沿岸のわずかばかりの農業地域では地中海式農業が営まれているが、その生産量は食料自給にはほど遠いため、食料の多くを輸入に依存している。

マグレブ諸国

地中海をはさんで西ヨーロッパ文化圏と向き合うモロッコ・アルジェリア・チュニジアなどはイスラム教を国教としている。これらの国々はバーバリ諸国とも呼ばれる。

カカオ

カカオの生産では、世界的に有名な国はアフリカ西方のガーナ。構造調整政策に沿った生産者価格の引き上げがその生産量の増加をもたらしている。

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アフリカの工業

鉱産物などのモノカルチャー経済が一般的。資本・技術力の不足, 植民地時代の宗主国への経済依存が課題。適正な価格での取引で発展途上国の人々が生活を守り、環境に配慮した持続可能な発展に繋げようとするフェアトレードによる貿易の対象品がアフリカで多く生産されています。

  • エジプト…石油製品・液化天然ガス・原油
  • ナイジェリア…原油
  • コートジボワール…石油製品・カカオ・原油
  • ケニア…茶・装飾用切花・野菜・果実
  • 南アフリカ共和国…白金族・鉄鋼・機械類・自動車・石炭

モノカルチャー

単一の農産物や鉱山資源たよった経済で、現在は、モノカルチャーから脱却を目指し、作物の種類、工業化をめざす努力がなされています。中国を筆頭に、アジア諸国との経済的結びつきを強めています。より適正な価格で取引を行うフェアトレードの取り組みが世界で広がっています。

石油とウラン

リビア、アルジェリアでは石油、ニジェールではウランの開発が行われている。

国際石油資本

国際石油資本とは,先進資本主義国の巨大な多国籍企業で、かつては石油の生産・流通をすべておさえ、産油国を支配していた。OPEC(石油輸出国機構)による資源ナショナリズムの動きの中で、生産部門の支配力は低下したが、今なお影響力は大きい。

<メジャーの企業名>

  • アメリカ…エクソン=モービル, シェブロン=テキサコ
  • イギリス…ブリティッシュ=ペトロリアム(BP)
  • オランダ・イギリス…ロイヤル=ダッチ=シェル
  • フランス・ベルギー…トタール=フィナ=エルフ
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