【高校地理】南アメリカ(南米)のポイントについてまとめています。
南アメリカの自然
- 自然…北にカリブ海。中部のアマゾン川流域は、熱帯雨林(セルバ)。ブラジル高原中央部はサバナ。東部はアンデス山脈が南北に連なる。
- 歴史と社会…古くはインディオの文明が繁栄。16世紀ラテン系白人が支配。インディオ・メスチソ・ムラート・アジア圏系移民など。
南アメリカの地域・地形
- アンデス山脈…西部に高くて険しいアンデス山脈が南北に連なる。多くの鉱山都市がある。
- アマゾン川流域…熱帯雨林が広がる。
- ブラジル高原…中央部はサバナ気候で、草原が広がる。
- ラプラタ川流域…温帯でパンパと呼ばれる草原が広がる。
南アメリカの産業の特色
鉱産資源は豊富。特定の農産物や鉱産資源に依存するモノカルチャー経済の国が多い。MERCOSUR(南アメリカ共同市場)の結成→域内関税を撤廃。
中部アメリカの国々
メキシコは熱帯の高原国。綿花・銀・石油を産近は工業化。カリブ海には、社会主義国キューバなどの島国。
ブラジル
ブラジルは、鉱産資源にめぐまれた国で、鉄鉱石やボーキサイトなどの生産量は世界有数である。これらの資源と豊富な水力発電によるエネルギー資源、安価な労働力を活用して、外国資本の誘致に積極的に取り組んだ。
- 自然と社会…北部はセルバ、中央部にカンボ、南部に肥沃なテラロ白人はポルトガル系でカトリック教徒。「人種のるつぼ」。白人はポルトガル系でカトリック教徒。土地改革の停滞, 熱帯林の破壊、所得格差による貧困問題。
- 産業…コーヒー豆のモノカルチャー経済から脱皮し、重工業化。土地所有制が残る。イタピラ、カラジャス鉄山。水力発電が中心、
- 鉄鉱石…鉄鉱石は、中国・オーストラリア・ブラジルなどで産出量が多い。
アルゼンチン
アルゼンチンは、パンパの東部で企業的放牧、西部で小麦栽培。クリオーリョとよばれる南アメリカ大陸生まれのスペイン系住民は、1816年スペインからの独立を宣言、1862年現在のアルゼンチへ国名を改めた。ラテンアメリカ第4位の人口を有し国民の97%が白人である。東部の温帯草原は肥沃で、企業的小麦栽者や牧畜がさかんである。
- ブエノスアイレス…温暖湿潤気候に属し、広大な温帯草原の農牧業地帯を後背地として発展しました。農産加工のほか、金属、化学などの各種工業が発達している。
その他の国々
ベネズエラは石油・鉄鉱石。チリは銅・鉄鉱石。
- アルゼンチン…ラプラタ川流域の広がるパンパ(草原)は世界的な農業地帯。
- チリ…南北に細長い国。銅の生産量が世界一。
- ペルー…かつて栄えたインカ帝国の遺跡が多く残る。金の生産量は世界一。2008年の調査では、漁業の生産量世界第2位。
- ベネズエラ…南アメリカ最大の産油国。輸出の上位は石油・石油製品がしめている。
鉱産資源に頼る国が多い(モノカルチャー経済)
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