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【大学入試小論文】夫婦の家事・育児の役割分担についての解答例

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【大学入試小論文】夫婦の家事・育児の役割分担についての解答例です。

【問題】夫婦の家事・育児の役割分担についてあなたの考えを述べよ。

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家庭内での夫婦の役割分担の解答例

私は、家庭内での夫と妻の役割分担について、互いの得意なこと、やりたいことを尊重しあった役割分担をすべきであると思う。

現在男女平等の動きは世界各国で見られていて、ほとんどの人がその意識を持っていると思う。しかし、「妻」と言われれば家事をする女性の姿、「夫」と言われれば働きに出る男性の姿を思い浮かべる人が大半なのではないか。やはり世間にはまだそういった「妻」と「夫」のいる家庭が一般的だという固定概念がある。この固定概念を無くさないことには本当の意味での男女平等の世界は実現しないだろう。

私はテレビで、女性漫画家の密着取材という番組を見たことがある。その女性漫画家の夫が主夫として紹介された時「男性なのにすごいな。」と言ってしまった。普段から女性差別などについて学んでいたにもかかわらずそのような発言をしてしまったのは、私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事という形が家庭の一般的な形として勝手に認識してしまっていたからである。

男女関係なく、一人一人にやりたいことがある。家庭に対する固定概念のせいで選択肢が狭められるのは、自由が無いに等しく、良い家庭を築くことはできない。互いの苦手なことを補い、助け合っていくような役割分担ができれば家庭に対する世間の見方が変わっていき、男女平等にもつながっていくだろう。

よって私は、家庭内での夫と妻は互いを尊重しあった役割分担をしていくべきであると思う。

家庭内での夫婦の役割分担の講評

主張としては、一般的ですが、「➊主張・意見」→「➋現状把握と認識」→それを踏襲する形での「➌自分の経験」→それを踏まえての「➍解決策の提示」→「➎まとめ」という展開はよかったです。

内容としては、男女平等の動きに触れ、その意識を共有することの重要性を強調し、具体的なエピソード(女性漫画家の例)を引用することで、抽象的な概念を具体的な状況に結びつけている点は良かったです。

家庭内での夫婦の役割分担の添削(抜粋)

表現の明確化:より具体的な表現を使って、読者に主張を分かりやすく伝えましょう。
(原文△)私は、家庭内での夫と妻の役割分担について、互いの得意なこと、やりたいことを尊重しあった役割分担をすべきであると思う。
(修正案)私は夫婦の家事・育児分担について、お互いの得意分野ややりがいを尊重し、バランスの取れた役割分担が重要だと考える。

論拠の補強:現象をより具体的に裏付けることで、論文の信頼性が向上します。
(原文△)現在男女平等の動きは世界各国で見られていて、ほとんどの人がその意識を持っていると思う。
(修正案)現在、男女平等の動きは世界各国で進んでおり、多くの人がその意識を共有していると言えるでしょう。

その他の修正
(原文×)かかわらず
(修正案)関わらず

(原文×)私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事という形が家庭の一般的な形として勝手に認識してしまっていたからである。
(修正案)私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事というのが家庭の一般的な形態として無意識に認識しているからであろう。

【一般論】家事・育児の役割分担

夫婦の家事・育児の役割分担について、互いの強みや関心を尊重すべきだと思います。柔軟で公平な分担が、家庭の調和を促進し、仕事と家庭の両立を支援します。共同で協力し、助け合いながら、お互いが充実感を得られるようなパートナーシップが理想的です。

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