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【大学入試小論文】不確実な時代について

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【大学入試小論文】不確実な時代についてです。

不確実性と秩序の共同の現実に近づくことは、社会学にとって重要な問題である。意味の根本的な不確実性への取り組み方、伝統的な見方が疑問視されるべきである。以上が文章の論点である。

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不確実な時代についての解答例

私は 不確実性の時代に分裂や不安定な部分に目を向けるのではなく、新しく前向きに対応する態度が必要だと考える。前向きに対応する態度があれば、根本的な不確実を認識している人々の間の会話のように、創造性を活発化し、連帯して乗り越える態度を生むからだ。逆に、敵対的で悪意のある言説は警戒を強化し反発に意味を向け対立につながる。

例えば、新型コロナウイルスが与える現状を挙げる。コロナウイルスが私達の生活に与える影響は、それぞれの人の職業、地域や、立場により大きく異なる。そのため、例えばお年寄りやその家族などは、経済活動を行う事を良いこととしないが、経営者は自分の生活だけでなく従業員の生活も担っているため、経営する店を優先したい。このような利害の不一致での対立から、店への貼り紙や、脅迫など悪質な嫌がらせなどが起きている。社会の分断は、不確実の時代のための先の見えない不安や焦りから起こる。しかし、逆にこの不確実を認識し、お互いを尊重しようとした例もある。この不確実の状況を認識し、お互いを尊重しようとした海外では、定時間に庭にでて、医療従事者を称え拍手する習慣ができた。この不確実性の時代を連帯して乗り越えようとする態度の表れであり、秩序の共同の世界に求められた一例だ。

意味の不確実性においては、新しい意味と新しい意味の方法の可能性をひらき、新しい秩序や文化の創造の基礎であると筆者は述べている。そして、その点において、他の人との会話やコミュニケーションに注目している。私達は、混沌とした状況を他人との関わりや対話の中で、相手や状況をしっかり理解し、生き抜いていくべきだ。また、状況を全体的に読み取り理解するのでなく、対象者の意見や状況の意味を認識しようと心がける必要もある。そうしなければ、上辺だけの理解で誤解を生み、対立や差別に繋がりかねない。

以上のことより、私達は意味を前向きに向け、社会の流れを分裂から変動へと変え、不確実性の時代に現れる様々な変動や危機に対処していくべきである。

不確実な時代についての添削(抜粋)

「しかし、逆に」「逆に」 を 「一方で」や「他方で」としてもいいです。

対比の(あるいは対置された)意味合いがあるときは、特にそうです。

△(原文)しかし、逆にこの不確実を認識し、お互いを尊重しようとした例もある。
〇(修正)一方で、この不確実を認識し、お互いを尊重しようとした例もある。

この場合は、前の例との「対比」で使われている要素が強いと思います。「逆に」にも対比で使われることもあるので、一概には言えないのですが、 「一方で」や「他方で」という言葉もあることは知っておきましょう。

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