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【大学入試小論文】日本の食料問題についての解答例

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【大学入試小論文】食料問題についての解答例です。

【問題】日本の食糧問題について、あなたの考えを600字以内で述べよ。
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食料問題についての解答例

私は日本の食料問題は2点あると考える。

まず1つ目に輸入に便りすぎている点だ。米以外の食料自給率が格段に下落している。特に果実と油脂類は、1965年から大幅に下がっている。確かに海外から来た食料安くて手に入りやすい。しかし、海外の製品ばかり求めることで、日本に製品が届くまでの間に無駄なエネルギーが消費されたり、CO2が排出され地球温暖化につながったりしかねない。

2つ目に日本の食生活が変わってきた点だ。従来の日本食は米に、みそ汁、おかずといったスタイルだった。近年は米をパンにしたり、味噌汁をスープにしたりと多種多様化している。大きな問題とまで言えないが、せっかく無形文化財に和食が登録されているので、1965年比べて米の供給率が2分の2まで下がっている状態なんとかしなきゃならないと考える。

これらの問題解決するためには、消費者ができるだけ国産のものを購入するという当たり前なことでも小さなことから取り組んで行かなければならない。また、最近の若者は、洋食・中華などの味を若いうちから口にしているため、昔の人より日本食に触れる機会がが少ない。よって、朝ご飯を白米と味噌汁にしてみたり、昼食を外食したり、コンビニで買うのではなく弁当にして、そこに白米を入れるなど日本食の良さを国民全員が再発見できる機会を作ったら良いのではないかと考える。

日本の食料問題についての講評(抜粋)

論文は日本の食料問題を明確に指摘し、解決に向けた提案も行っています。輸入依存度と食生活の変化に焦点を当て、それらが地球環境や文化に与える影響を的確に述べています。

<よりよい論文にするために➀>
提案として国産品の支持や若者へのアプローチがありますが、より具体的な方法や実現可能な戦略の提示があるとよいです。

原文:
これらの問題解決するためには、消費者ができるだけ国産のものを購入するという当たり前なことでも小さなことから取り組んで行かなければならない。また、最近の若者は、洋食・中華などの味を若いうちから口にしているため、昔の人より日本食に触れる機会が少ない。

修正例文:
これらの問題に対処するため、まず消費者が国産品を選ぶことが求められる。例えば、地元の農産物直売所や産地直送のオンラインプラットフォームを活用することで、地域経済を支えつつ持続可能な選択が可能だ。同時に、若者へのアプローチとして、学校やコミュニティで日本食の魅力を伝える教育プログラムを導入し、食育イベントやキャンペーンを通じて若い世代に和食を楽しむ機会を提供することが重要だ。これにより、日本食の普及と国内産業の促進が期待できる。

<よりよい論文にするために➁>
問題の重要性を裏付ける統計データや専門家の意見の引用があれば、論文の信頼性が向上します。

原文:
まず1つ目に輸入に便りすぎている点だ。米以外の食料自給率が格段に下落している。特に果実と油脂類は、1965年から大幅に下がっている。確かに海外から来た食料安くて手に入りやすい。しかし、海外の製品ばかり求めることで、日本に製品が届くまでの間に無駄なエネルギーが消費されたり、CO2が排出され地球温暖化につながったりしかねない。

修正例文:
輸入依存の影響を具体的に示すと、農水省の最新統計によれば、日本の食料自給率は現在、わずか40%に過ぎない。特に、果実と油脂の自給率は1965年の50%から、現在は10%にまで減少している。専門家である食糧問題研究者田中氏によれば、「これらの低い自給率は、国内の農業や食品産業にとって深刻な課題であり、環境にも悪影響を与えている」との見解を示している。このようなデータと専門家の見解から、輸入依存が日本の食料問題において重大な問題であることが明らかだ。

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