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【大学入試小論文】発達障害の子の教育の在り方の解答例

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大学入試小論文「発達障害の子の教育の在り方」について、ある受験生の解答例を見ながら、考察していきます。

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発達障害の子の教育の在り方

<ある子の論文>
私は、ここで取り上げられている問題は二つあると思います。まず一つ目は、教師が生徒に「自分はダメな子だ」と思わせ、自己肯定感を低下させてしまうようなことをしている点です。本来、教師は、生徒の自己肯定感を上げてあげなければならないはずです。自分の書いた作文にペケして直されると、生徒は自信を失っていくと思います。私は、生徒の自己肯定感を低下させないように、ペケという自分が否定されたようにもとらえてしまうような訂正の仕方でなく、もし直すのであれば、こういうのもいいんじゃないかと、あくまで提案のように横に書き記しておくというのが改善方法としてあると思いました。しかし、この改善方法だと、「しみそう」は「死にそう」であると教えることが前提になってしまいます。そこで、「しみそう」でいいと教師が受け入れることも大切だと思います。

次に、二つ目は、教師がそれぞれの生徒の特性に合わせた教育をせずに、今までの長い期間の経験を信用しすぎている点です。この文章にもあるように、学校には、丸い生徒だけでなく、横に長いだ円形のような形をした生徒もおり、誰一人として同じ生徒はいないと思います。なので、教師も自分の経験を信用し、自分の考
えを押しつけ、生徒の個性をつぶすのではなく、生徒一人ひとりから学び、模索していく必要性があるのではないかと思います。例えば、前に述べた「しみそう」でいいと受け入れることも、その第一歩ではないかと思います。

自分の中にある一般的な考えに縛られず、生徒の知恵の遅れや言語障害を特性としてとらえ、寛容な態度をとることも大切だと考えます。教師は広い視野と寛容な精神をもち、生徒の個性を磨いていける存在であったらいいと考えます。

発達障害の子の教育の在り方の講評

可もなく不可もなくといったところ。独自の視点がなく、一般論が展開され、全体的に平凡です。よい点は、例を挙げながら前向きな具体策を提示できているところです。入試本番でもこの点は意識しておきましょう。また、論文は、基本は、「です・ます調」でなく「だ・である調」で書くことをおすすめしています。

発達障害の子の教育の在り方の添削

×私は、生徒の自己肯定感を低下させないように、ペケという自分が否定されたようにもとらえてしまうような訂正の仕方でなく、もし直すのであれば、こういうのもいいんじゃないかと、あくまで提案のように横に書き記しておくというのが改善方法としてあると思いました。
→一文が長すぎです。

○私は、生徒の自己肯定感を低下させないように、ペケという自分が否定されたようにもとらえてしまうような訂正の仕方でない方がいいと思う。訂正するのであれば、あくまで提案を前提として、横に書き記す程度の改善が望ましいと思う。

発達障害の子の教育の在り方の改善点1

次回からは、二字熟語を意識して記述していきましょう。たとえば、今回の解答から例を挙げると以下のようなものがあります

×あくまで提案のように横に書き記しておくというのが改善
○あくまで提案を前提として、横に書き記す程度の改善

×自分の考え
○持論

×教師が受け入れること
○教師が許容する

改善点2

小論文では、言い切ってしまいましょう。

×模索していく必要性があるのではないかと思います。
○模索する必要性があると思う。

×その第一歩ではないか
○その第一歩である

×生徒の個性を磨いていける存在であったらいいと考えます。
○生徒の個性を磨いていける存在であるべきと考える。

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