【大学入試小論文】イノベーションのために日本政府がすべきことの解答例
【日本でイノベーションが起きなかった理由】
日本企業がイノベーションを創出できない理由は、戦後の3つの制度に原因がある。一つは、大企業が有利になるというバイアスがかかった終身雇用制度である。二つ目は、株式・債券市場の発展が妨げられVCが育たないメインバンク制が確立させた金融規則。三つ目が、発明に狭い範囲でしか保護しなかった特許制度。以上の結果、すでに製造された製品と密接に関連し、すぐに商品化しやすいイノベーションの追求に走ったから。(
イノベーションのために日本政府がすべきこと
日本政府が取り組むべきことは三つある。
一つは規参入企業の革新的なアイデアを保護する今よりもより強力な広い範囲での特許権を保護することである。
二つ目は政府が成果を出した企業に対して援助金をだすことである。現在の日本では企業などに実験継続に必要な多額の資金調達が十分ではないので援助金を出すことで多くの企業が実験継続を望んで、新たなイノベーションを創出しようと競合して進歩が加速するだろう。
三つ目は留学生の受け入れと海外への留学の補助金を出すことである。学生が留学をすることでグローバルに活躍できる人々を輩出することができる。それにより海外の企業との人材の入れ替えなどの人材の流動化を促進できるだろう。
新たな視点
・研究開発費を増やす…今回の新型コロナワクチン開発においても、日本の企業の存在感はなかったですね。その1つの原因が、イノベーションに費やせる研究費の規模が大きくが劣る。
・インキュベーション制度の充実…インキュベーションとは、諸条件が整っていない新規事業を有効的にスタートアップさせたり、その支援をしたりするサービスですが、日本には、そのようなエコシステムはまだ少ない。政府が主導となって、シリコンバレーのようなインキュベーションの充実を目指すべき。
・教育の在り方を変える…理工系志望の学生や、理工系の学位を取得する学生の割合が戦後、年々減少したこともイノベーションを起こせなくなった一因。日本の企業の社長起業家は、圧倒的に、文系出身が多い。
個人(私)がイノベーションの担い手となるために
私は将来国際公認会計士として、国際的な企業をイノベーション創出に導く担い手となりたい。そのためには、グローバルにコミュニケーションをとるための英語能力を身につける事と、
なぜ他国の企業は日本の企業よりもイノベーション創出に成功しているのかを知る必要がある。これらを習得するために、大学では英語を重点的に学びまたそれを生かして経営学と経済学を国際的に学びグローバル市場の原理などを理解したい。
また、貴大学では英語の授業を重視してあるのでそこでの学びも徹底的に生かしていきたい。その結果、国際公認会計士として、グローバル市場のことを多視覚的に捉えることができある企業に対して必要であることを教えることができるとともに主体的にグローバル創出に関わることができると考える。
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