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【高校国語古文】覚えておくべき敬語の一覧

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【高校古文】覚えておくべき敬語の一覧です。古文の読解で欠かせないのが敬語の理解です。敬語の使い分けを知ることで、登場人物同士の関係性や、文章の意味を正しく読み取ることができます。しかし、「尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別が難しい…」「どの敬語がどの意味なのか覚えにくい…」と感じる人も多いのではないでしょうか?

本記事では、高校古文で覚えておくべき敬語の一覧をわかりやすくまとめ、意味や使い方を解説します。入試や定期テストの対策に役立てて、古文の読解力をアップさせましょう!

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覚えておくべき敬語の一覧

  • 尊敬語…動作の主体(主語)を高めるいい方 (例)のたまふ(おっしゃる)
  • 謙譲語…動作の受け手を高める言い方 自分をへりくだって(下げて)相手を高める (例)奉る(差し上げる)
  • 丁寧語…読者や聞き手に対する丁寧な言い方 (例)侍り・候ふ(あります/おります)

尊敬語

  • あそばす…なさる
  • います…いらっしゃる
  • いまそがり…いらっしゃる
  • おはす…いらっしゃる
  • おはします…いらっしゃる
  • 仰う…おっしゃる
  • 思す…お思いになる
  • 思ほす…お思いになる
  • 思しめす…お思いになる
  • 大殿ごもる…おやすみになる
  • 聞こす…お聞きになる
  • 聞こしめす…お聞きになる
  • 御覧ず…ご覧になる
  • しろしめす…お治めになる、知っていらっしゃる
  • 奏る…お召しになる
  • 給ふ(四段)…お与えになる
  • たぶ…お与えになる
  • たまはす…お与えになる
  • つかはす…おやりになる
  • のたまふ…おっしゃる
  • のたまはす…おっしゃる
  • ます…いらっしゃる
  • まします…いらっしゃる
  • 参る…お召しになる
  • 召す…お召しになる、ご覧になる、お乗りになる、お呼びになる
  • をす…お召しになる

謙譲語

  • 承る…うかがう
  • 聞こゆ…申し上げる
  • 聞こえさす…申し上げる
  • 啓す…申し上げる
  • 候ふ…お仕え申し上げる
  • 奏す…申し上げる
  • 奏る…差し上げる
  • 給ふ(下二段)…~です、~ます
  • 賜る…いただく
  • つかまつる…お仕えする、いたす、してあげる
  • つかうまつる…お仕えする、いたす、してあげる
  • 侍り…お仕え申し上げる
  • 申す…申し上げる
  • 参らす…差し上げる
  • 参る…参上する・差し上げる
  • 詣づ…参上する

丁寧語

  • 候ふ…あります、おります
  • 侍り…あります、おります
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敬語の補助動詞

敬語は、単独で使われている場合は、ふつうの動詞のように使います。 一方、敬語が動詞の下にくっついている場合は「補助動詞」の働きをします。

(例)
殿、給ふ。 (殿が、お与えになる。)→本動詞の用法
殿、帰り給ふ。(殿が、お帰りになる。) → 補助動詞の用法(「帰る」という動詞の下に付いているため) で、敬語が補助動詞の場合、動詞に次の意味を添えます。

  • 尊敬の補助動詞(お~になる・~なさる)【例】帰り給ふ(お帰りになる)
  • 謙譲の補助動詞(~申し上げる) 【例】養ひ奉る(育て申し上げる)
  • 丁寧の補助動詞(~です・~ます) 【例】聞き侍り(聞きます)

敬語を探す例題

むかし水無瀬にかよひ給ひし性の親王、例の狩しにおはします供に、馬の頭なる翁つかうまつれり。日頃へて、宮にかへり給うけり送りして、とくいなむとおもふに、大御酒たまひ、禄たまはむとて、つかはさざりけり。(伊勢物語)

<現代語訳>
昔水無瀬(の離宮)にお通いになっていた惟喬の親王が、いつもの狩にいらっしゃる(その)お供に、馬の頭である翁がお仕え申し上げた。何日か滞在して、(京都の)本邸に帰りなさった。(親王の)お送りをして、 早く帰ろうと思ったが、(親王は)お酒をお与えになり、褒美をお与えになろうとして、お返しくださらなかった。
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