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【高校生物】耳の構造としくみのポイント・練習問題

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【高校生物】耳の構造としくみについてまとめています。

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耳の構造

耳のつくり模式図

耳が音の受容器であることは常識です。また、耳は音以外にも体の傾きや回転といった刺激も受容することができます。

耳のしくみ

昔は耳殻で集められ、外耳道を通って鼓膜を振動させます。鼓膜は目が合とつながっており、振動は耳小骨で増幅されてうずまき管へと伝わります。耳小骨の振動は卵円窓という膜を介してうずまき管の前産階のリンパ液に伝わり、うずまき管の先端でUターンして誇室階のリンパ液に伝わります。

聴細胞

鼓室階の振動が基底膜を振動させ、この振動が基底膜の上にある細胞に伝わります。そして、聴細胞の感覚毛がおおい膜と接触して聴細胞が興奮します。この興奮が聴神経を伝わり、大脳皮質の側頭葉にたどり着きます。

耳の構造もしっかりと頭に入れましょう。鼓膜より外側が外耳、耳小骨の存在する空間が中耳、うずまき管・前庭・半規管が存在する場所が内耳です。耳管(=ユースタキー管)は鼻とつながっていて、鼓膜内外の気圧を等しくする働きをしています。

受容器ごとに受容する刺激は決まっており、適刺激といいます。

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耳の構造とはたらきの問題

ヒトの聴覚についての記述として、正しいものを次の1~6のうちから2つ選べ。

1 聴細胞と聴神経は、外部の音を直接感じることができるように外耳に存在する。
2 音は内耳で受け取られ、聴神経を経て大脳に伝えられる。
3 聴神経によって音が機械的な振動に変えられる結果、音が聞こえる。
4 うずまき管は、外部からの音を増幅して内耳に伝える構造である。
5 音を効率よくリンパ液内へ伝えるしくみがあるので、ヒトは 敏感に音を聞くことができる。
6 音は中耳の細胞によって受け取られ、大脳に伝えられる。

耳の構造とはたらきの問題の解答・解説

解答 2・5
細胞はうずまきのうずまき細管にありましたね。聴細胞の感 覚毛がおおい膜と接触すると聴細胞が興奮します。この興奮が聴神経を経て大脳の聴覚野(側頭葉にある)に伝わります。よって、1 ・4・ 6は位置がおかしいので違います。3の音を機械的な振動に変えるのは基底膜ですね。 4の外部からの音を増幅するのは、耳小骨。

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