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【大学入試小論文】グローバル化について知っておきたいこと

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大学入試・小論文出題ネタ|国際化・グローバル化のポイントについてまとめています。

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国際化・グローバル化のポイント

国際化(グローバル化)とは異文化理解である。国際化とは、つまり、文化の違う者との交流のことだ。世界には、まったく別のものを食べて、まったく別の価値観を持って生きている民族がたくさんいる。宗教も異なる。言語ももちろん異なる。風俗も習慣も、考え方もまったく異なる。

そうした人々が 理解し合いともに生きようというのが、国際化の意味だ。したがって、国際化して、異文化を持った人と交流するのは簡単なことではない。誤解が起こるし、利害の衝突が起こる。自分たちの宗教こそが正しいという紛争も起こる。日本が国際化すると、もともとの日本文化が薄れてしまう。そういった危険をともなうものだということを認識しておく必要がある。

  • 先住民族の権利…先住民族の権利(カナダのイヌイット, オーストラリアのアボリジニなど)を保障する「先住民族の権利に関する国連宣言」が2007年に国際連合で採択された。
  • 琉球文化…沖縄や奄美群島の人々によって受けつがれてきた文化。三味線に似た三線の伴奏による島唄やゴーヤーなどを使ったチャンプルーという郷土料理は、 全国的に人気を集めている。
  • アイヌ文化…北海道、樺太(サハリン), 千島列島の先住民族であるアイスによって受けつがれてきた文化。

文化相対主義と普遍主義

現在「文化相対主義」か「普遍主義」かという問題が議論されている。

文化相対主義に基づく考え
「文化に優劣はない。すべての文化は相対的だ。どれが正しいということはない のだから、すべての文化を尊重すべきだ。以来の考え方を押しつけるのは間違いだ」というの立場

普遍主義に基づく考え
西欧の考え方を中心にして、世界に共通の価値観を定めるべきだという考え方で、「女性を大別し、人間扱いしないような文化や民主主義を否定するような文化を文化として認めるべきではない。人権を重視したすべての世界に共通する考え方を模索すべきだ」というの立場

もっとも現実的なのは、二つの考え方の接点を模索して、人権や自由といった 基本的な理念では共通点を模索し、それ以外のところでは、文化の多様性を認めるという方向に進むことだろう。

外国人労働者の受け入れ問題や国際援助の問題も、以上のような点を考慮して判断する必要がある。労働者を受け入れるとは、異文化を受け入れるということであり、国際援助は発展学国の文化を否定して、先進国の考えを教えることでもある。

援助は一つ間違うと、先進国の考え方で開発途上国の文化を否定し、反発を買う恐れを持っていることを理解ておく必要がある。また、現地の人が自分の力で発展できるための礎を作る援助でなければいけない。先進国のためによって、先進国の価値観を押しつけるものになることに注意が必要である。

文化

それぞれの民族の生活の仕方、考え方を「文化」と呼ぶ。人間は自分の文化のなかで生きているが、民族によって文化が異なる。別の民族の文化を理解することが国際化に求められている。

文化に優劣はない、欧米の文化がすぐれているわけではないという考え。しかし、先進国の人々はもちろん、途上国の人も欧米以外の文化を低く見る傾向が強い。

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