【高校地理総合】西アジアのポイントをまとめています。
西アジアのポイント
社会と産業は、イスラム教の世界。アラブ民族の勢力が強い。降水量が少なく、乾燥地域が広がる。地下水路を利用したオアシス農業。世界的な地下資源が多いが、非産油国との経済格差が大。
- 自然…乾燥帯が広がり世界最大のアラビア半島がある。
- 宗教…イスラム教の信者が多い。
- 資源…石油の埋蔵量は世界有数で日本にも多く輸出。
イラン
イスラム教シーア派。ペルシア人。石油開発は古い。
サウジアラビア
サウジアラビアはアラビア半島の中心部に位置する。国土の多くは砂漠で、南部には、ルブアルハリ砂漠が広がっている。国土は南をイエメン・オマーンと接している。有数の産油国。遊牧民ベドウィン。原油の埋蔵量・輸出量ともに世界有数で、石油輸出国機構(OPEC)の中心国にもなっており、原油や石油製品の輸出で経済を支えているが、工業化はあまり進んでいない。
エジプト
スエズ運河や石油による収入。古代遺跡による観光国。 北部は地中海式農業。アスワンハイダムで灌漑農業。
トルコ
トルコの国土はボスポラス海峡を隔てて西アジアとヨーロッパに分けられている。国土の北は黒海に面しヨーロッパの国士の西はブルガリア・ギリシャと接している。
トルコのアナトリア高原は乾燥したステップ気候を呈し、牧羊を中心とする自給的混合農業が営まれている。高原を取りまく北部・西部・南部の沿岸地方は地中海性気候を呈し、農業がさかんで、ブドウ、オリーブ、綿花、葉タバコなどが栽培されている。
- イスタンブール…トルコの大都市で、古代から近代まで大帝国の都として栄えた都市イスタンブールの旧市街地(歴史地区)は姫路城や厳島神社と同様、世界文化遺産に登録されている。
イラン
イランの北部はカスピ海に面しており、エルブールズ山脈が東西に走っている。国土の大半は砂漠であるが、農業も行われている。公用語はヘルシア語であり、イスラム教が国教になっている。
- バグダット…イラクの首都で、ティグリス川中流域に位置するバグダットは8世紀にアッバース朝の首都として造営され以後、イスラム帝国の発展とともに繁栄した。その後モンゴル帝国やオスマン帝国の支配を経て衰退したが、1921年のイラク王国成立によってその首都となってか ら再興した。
その他(シリア・ヨルダン・レバノン)
シリア・ヨルダン・レバノンは、イスラエルと接する。北アフリカのアルジェリア・リビアは産油国。イスラム教は唯一神アッラーを信仰。預言者ムハマンド、聖典「コーラン」。断食(ラマダーン)やメッカ巡礼(ハッシジ)が義務。
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