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【高校生物基礎】窒素化合物の排出

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【高校生物基礎】窒素化合物の排出についてまとめています。

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窒素化合物の排出

窒素の循環
タンパク質を分解すると有毒なアンモニアが生じます。アンモニアは水に溶けやすいので、水中生活をしている硬骨魚類や両生類の幼生はそのまま体外の水に排出します。

ホ乳類と両生類の成体の窒素化合物の排出

ホ乳類と両生類の成体は陸上生活を営んでいるので、アンモニアを大量の水に溶かして排出するのでは大変なので、肝臓でほぼ無毒な尿素にして、濃縮してから排出し、水の損失を抑えています。海水生軟骨魚類は体液の浸透圧調節のために尿素を利用しています。

  • 肝臓…血液中の養分の量を調節し、余分な養分がたくわえられる。特に、糖分はグリコーゲンという物質に変えられ、たくわえられる。血液中の糖分が減少すると、再びブドウ糖に分解され、血液中に放出される。

ハ虫類・鳥類の成体の窒素化合物の排出

ハ虫類・鳥類という初期発生が卵殻で包まれた卵内で行われる動物は、アンモニアを水にほとんど溶けない尿酸という物質に変えて排出しています。

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尿形成のプロセス

まず、糸球体(血管です)からボーマンのうヘタンパク質を除く血しょう成分が移動します。このプロセスがろ過です。成人では1日に約170ℓの原尿が生成されます。原尿中には老廃物はもちろんですが、必要な物質(グルコース、水、ナトリウム…)も含まれています。よって、原尿が細尿管(腎細管)や集合管を通る間に、必要な物質は毛細血管に再吸収されます。

尿

このようにして残った液体が尿で、集合管から腎うに送られます。その後、輸尿管、ぼうこうを通って体外に排出されます。成人では1日に約1.5ℓの尿が排出されます。

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