【大学入試小論文】昆虫の減少が農業に与える影響についての解答例です。
昆虫の減少の原因
私の考える昆虫が減少している原因は、人間の活動が及ぼす環境変化だ。特に、人間の大量生産大量消費の仕組みによって、地球温暖化が進行している。このことで、多くの動植物が絶滅や減少などに追い込まれている。さらに、昆虫においては、農薬の使用が急速に数を減らしている一因であると考える。
昆虫の減少の背景
背景に、現在、発展途上国をはじめとして、人口爆発による食糧不足の危惧がある。それに伴って、急速に農地の面積を増やしており、化学肥料や防虫の農薬を使って作物を作るという農業形態が環境に影響を与えている。農薬に関しては、科学技術が発達しゲノム編集の作物が注目されているが、アメリカなどで実用化されているものの中に防虫剤に強いゲノム編集作物などがあるという。農業の効率化を目指すことで、自然環境に影響を与えているという面が考えられる。
昆虫の減少が農業に与える影響
昆虫の減少が農業に及ぼす影響は大きく、現状が以後継続するならば、農作物の品質が落ち、さらに深刻な食糧不足を及ぼすと考える。なぜなら、昆虫は植物の花粉を運ぶ役割を果たしているからだ。多くの植物は受粉をしなければ、生き残っていくことが出来ない。実際世界では蜜蜂が減少していることによって農作物の収穫量減少が予想されている。受粉ができなければ、飼料を食べる家畜の飼育も難しくなる可能性も否定できない。
昆虫の減少と農業への対策
この対策として、まずこの昆虫減少の危機の状況を農家や多くの人々に周知させることだ。そして、農薬を使用した慣行農業から有機農業への転換が必要だと考える。しかし、日本が農薬を多く使っている国であることからわかるように、土地条件に恵まれなければ、農薬を使わざるおえない現状があるのだろう。そのため、企業と政府が協力して共同研究をして、新たな農法の開発やその土地条件に合った品種の開発、植物工場など新たな選択など多様な生産方法を考えるべきだ。
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