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【大学入試小論文】日本人の自己肯定感が低いことについての解答例

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【大学入試小論文】日本人の自己肯定感が低いことについての解答例です。

【問題】日本では自分自身に満足しているかという質問に対し、そう思うと回答した人の割合が20%以上低い。他国ではそう思わないと回答する人が多い中、日本はそう思わないと回答する人の方が多い。その読み取った図表の特徴に対するあなたの考えを 500字以内で記述しなさい。
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【ある人の解答例】自己肯定感について

日本人は自分自身に満足している人の割合が他国より圧倒的に少ないことから、自己肯定感が低いと考える。日本人の自己肯定感が低い背景には、幼少期の家庭環境や教育体制がある。家庭や学校で自分の意思や存在を否定されたり、できたことに対しほめてもらったりする機会が少なかったことが自己肯定感の低さにつながっている。

自己肯定感が低いことで自分の行動に自信を持つことができないことから他人の顔色を伺い、気後れすることが多くなる。また、自分の意見を発言し否定されることを恐れるため、人間関係が悪化することにつながる可能性もある。

このような自己肯定感の低い人を少なくするためには、子供の頃からできた事に対し親や先生がほめることが必要だと考える。その行動により子供が自分の得意分野につなげることができ、自信を持つことができる。また 教育とて怒ることが相手の自尊心を傷つけることもあり自己肯定感の低さにつながる。危険なことに対して注意をすることは大切だが、ほめるように心がけた教育も必要だ。

【講評・添削抜粋】自己肯定感について

<講評>
日本人の自己肯定感の低さに関する背景とその影響、解決策について述べています。論旨が明確であり、具体例を挙げながら議論を展開している点は評価できます。

<より高みを目指して>制限字数がもう少しある場合
最後に結論として、論文全体の要点を簡潔にまとめ、読と良いです。「このように、日本人の自己肯定感を高めるためには、家庭や教育現場での適切な支援が不可欠である」といった形で締めくくると、論文の意図がより明確になります。

(例文)
日本人の自己肯定感が低い背景には、幼少期の家庭環境や教育体制が大きく影響していることが明らかだ。家庭や学校での否定的な対応や褒める機会の欠如が、自己肯定感の低さを助長している。その結果、自信を持てず、他人の顔色を伺うことが増え、人間関係の悪化にもつながる可能性がある。

この問題を解決するためには、幼少期からの適切な支援が不可欠である。具体的には、日々の成功ノートやポジティブ・コミュニケーション・プログラム、家庭での褒める習慣の促進など、子供たちの成功体験を積極的に認識し、肯定する取り組みが必要だ。また、建設的なフィードバックの仕組みを導入し、自信を持って自己表現できる環境を整えることも重要だろう。

これらの具体的なプログラムや活動を通じて、子供たちの自己肯定感を高めることができれば、将来的には社会全体の人間関係の質が向上し、より前向きな社会を築くことができるだろう。このように、自己肯定感の向上は個人の幸福だけでなく、社会全体の健全な発展にも寄与する重要な課題であるといる。

<添削>
(原文△)「家庭や学校で自分の意思や存在を否定されたり、できたことに対しほめてもらったりする機会が少なかったこと」
(修正案)「家庭や学校で、自分の意見が尊重されず、成功を褒められる機会が少なかったこと」
→少し曖昧であるため、具体的で簡潔な言葉を使うと明確な論旨が伝わります。修正文のように、具体的に書くとわかりやすいです。

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