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【大学入試小論文】報道・メディア問題のポイント

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大学入試・小論文出題ネタ|報道・メディア問題のポイントについてまとめています。

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報道・メディア問題のポイント

報道やメディアに関する問題は、情報系の学部はもちろん、人文系、社会系など、広く文系の学部で出題される。

テレビの特質

現在でも最も力を持っているメディアの1つは、テレビだ。2000年までは、テレビは情報が早、しかも、映像を伴うので、正確だし、啓蒙する力もある。だが、危険な面も多い。テレビは、映像を写すために、見る者にはホンモノの現実に見える。そのため、テレビ製作者は、視聴者の心を動かすことができる。権力者がテレビという宣伝手段を持つと、自由に国民の意思を操作できる。だから、どの国でも反乱が起こ ると、反乱軍はまずテレビ局を手に入れようとする。テレビ局を拠できたほうが、勝つことになる。しかも、テレビは画面によるおもしろ さ、わかりやすさをめざす。どんなに大事な問題でも、映像としての衝撃度が低いと注目を集めにくい。そのため、テレビはいわゆる「やらせ」を 行う傾向が強い。ドキュメンタリーということになっていても、実際には、演出を加えていることが多い。視聴者に訴える力が強いように、映像に工夫を加えるわけだ。 それだけではない。

このことは、現代においては、インターネットに同じことがいえる。

視聴率

テレビにとっては視聴率が大事なので、報道よりも、娯楽 が中心になる。世界を揺るがす大問題よりも、お笑い番組のほうに力を入れる。つまり、テレビが、人々の関心を娯楽 「心にしてしまって、政治、経済の大問題 からそらせているという傾向がある。

これからのメディアのあり方

では、これから、メディアはどうすべ きなのか。まず考えるべきなのは、双方向のメディアの可能性だ。今のテレビは 一方向からの一方的な情報でしかない。 だからこそ、先ほど述べたような問題 起こっている。だが、これからコンピュータが発達するにつれて、コンピュータとテレビが合体して、双方向のテレビが可能になるだろう。視聴者の意見をすぐに聞いて、放送局がそれに応じて放送を変更できるようなシステムだ。そうすることで、放送局と茶の間がつながって、一方的な関係を改善できる。もっと民主的で、もっと自由な放送が可能になるだろう。今から、そのようなメディアを育てていく必要がある。

画一化

テレビは国民を画一化する面がある。みんながテレビで語られている意見を受け入れ てしまう。みんながタレントの真似をする。

報道の自由

国民の知る権利とプライバシーや国家の守義務がぶつかりあうことがある。報道は自由でなくてはならないが、時に、報道のために人権が侵されることがある。そのかねあいを報道陣は常に考える必要がある。

疑似現実

テレビに映される映像は、本物の現実でなく、ニセの実、つまり疑似現実だ。視聴者はそれを見て、本物と思ってしまう。そこにテレビの危険がある。

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