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【大学入試小論文】報道・メディア問題のポイント

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大学入試・小論文出題ネタ|報道・メディア問題のポイントについてまとめています。

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報道・メディア問題のポイント

報道やメディアに関する問題は、情報系の学部はもちろん、人文系、社会系など、広く文系の学部で出題される。

バイアスと偏向報道

メディアは時折、特定の政治的、経済的な立場や視点に偏った報道を行うことがあります。これにより、客観性や公正性が損なわれ、視聴者や読者に対して公平でない情報を提供する可能性があります。

情報の過剰または不足

メディアは時に、一部の情報に過度に焦点を当てたり、逆に重要な情報を欠落させたりすることがあります。これにより、視聴者や読者は不完全な情報を受け取る可能性があります。

クリックベイトと視聴率至上主義

オンラインメディアは、クリックや視聴数を最大化することに焦点を当てる傾向があります。その結果、挑発的で誇張された見出しやコンテンツが作成され、信頼性や真実味が犠牲になることがあります。

フェイクニュースとデマ

インターネットの普及により、虚偽の情報やデマが広がりやすくなりました。これらの情報は迅速に拡散され、信頼性の低い情報が広まる可能性があります。

プライバシーの侵害

メディアが一般の人々や有名人のプライバシーを侵害することがあります。特にゴシップやスキャンダルの報道が、被害者にとっては困難な状況を引き起こすことがあります。

広告と編集の境界の曖昧さ

広告と報道の間に明確な境界線がない場合、視聴者や読者は広告を記事や報道と混同する可能性があります。これが透明でない場合、情報と広告が混在し、信頼性が損なわれることがあります。

テレビの特質と今後

現在でも最も力を持っているメディアの1つは、テレビだ。2000年までは、テレビは情報が早く、しかも、映像を伴うので、正確だし、啓蒙する力もある。

だが、危険な面も多い。テレビは、映像を写すために、見る者にはホンモノの現実に見える。そのため、テレビ製作者は、視聴者の心を動かすことができる。権力者がテレビという宣伝手段を持つと、自由に国民の意思を操作できる。だから、どの国でも反乱が起こると、反乱軍はまずテレビ局を手に入れようとする。

テレビ局を拠できたほうが、勝つことになる。しかも、テレビは画面によるおもしろさ、わかりやすさをめざす。どんなに大事な問題でも、映像としての衝撃度が低いと注目を集めにくい。そのため、テレビはいわゆる「やらせ」を 行う傾向が強い。ドキュメンタリーということになっていても、実際には、演出を加えていることが多い。視聴者に訴える力が強いように、映像に工夫を加えるわけだ。 それだけではない。このことは、現代においては、インターネットに同じことがいえる。

テレビにとっては視聴率が大事なので、報道よりも、娯楽 が中心になる。世界を揺るがす大問題よりも、お笑い番組のほうに力を入れる。つまり、テレビが人々の関心を娯楽 「心にしてしまって、政治、経済の大問題からそらせているという傾向がある。

まず考えるべきなのは、双方向のメディアの可能性だ。今のテレビは 一方向からの一方的な情報でしかない。だからこそ、先ほど述べたような問題が起こっている。だが、これからコンピュータが発達するにつれて、コンピュータとテレビが合体して、双方向のテレビが可能になるだろう。視聴者の意見をすぐに聞いて、放送局がそれに応じて放送を変更できるようなシステムだ。

そうすることで、放送局と茶の間がつながって、一方的な関係を改善できる。もっと民主的で、もっと自由な放送が可能になるだろう。今から、そのようなメディアを育てていく必要がある。

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