【高校倫理】老子の思想のポイント

【高校倫理】老子の思想についてまとめています。

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老子の思想

老子(生没年不詳)は、万物を生み育て、存 在の根源となるものを、仮に道(タオ)と呼んだ。それは感覚的にとらえられず、名付けようもないので、無とも呼ばれる。万物は無から生じてまた無へと帰 り、無→有→無→有というこの運動は止むことなくくり返され、永遠に続く。

無為の働き

老子は「道は常に無為にして、面も為さざる無し」といい、道は万物を「こうあるべし」と作為的に支配したりはしないとした。ただ万物を「自ずから然る(そうである)」ように、つまり自然のままに生み育てるのみである。道の働きは自然そのものだから、何も為していないように見えるが、しかし、人知を超えた妙なる働きにより、すべてのことを為している。道が万物を支配せず、ありのままに生み育てる神秘的な働きのことを、玄徳ともいう。

無為自然の生き方

人間は、このような「道」と一体化した生き方をすべきであると老子は説いた。こざかしい作為を弄することなく、何ごともありのまま に受け入れ、自然に従って生きる、無為自然の生き方を老子はよしとした。 老子は「大道廃れて仁義有り」といい、大いなる「道」がすたれて世の中が乱れたために、儒家は仁義などの徳を主張しているとして、儒家を批判した。

柔弱謙下

老子は、堅強は死の徒(なかま)なり、柔弱は生の徒たいらかくしなやかなものこそ生命に満ちているとした。また、柔軟なやり方が非常に力強く見える相手を倒すこともある。「柔弱は剛強に勝つ」

常に柔和で謙虚で、身を低くし、人がさげすむような場所でも満足するような生き方(柔弱謙下)こそ、無為自然に合致するのである。老子「上善は水の若し」とも言い、水のようにほかと争わず、万物に恵みを与えながら低い所へ落ち着くあり方を「道に近い」とした。

小国寡民

老子の考える理想社会は、人間が自然のままに生きられる村落共同体程度の小国家である。そうした小国亭民の社会では、人々は素朴な自給自足の生活を送り、欲が少なく分相応で満足することを知っている(小欲知足)。老子は、政治においても「道」に従う無為自然を説いた。

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