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【高校地理総合】世界の交通網の発達

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【高校地理総合】世界の交通についてまとめています。

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交通網の発達

海船舶は一度に重量物を大量に輸送できる。流量が安定しているヨーロッパでは運河によって河川が結ばれ、国際河川として国家間の輸送路となっている。

ライン川・エルベ川はオランダ・ドイツをはじめとした複数の国の工業地帯を結ぶ重要な交通路である。

海上交通

重く大きい貨物を低価格で遠くまで運ぶことができる。貿易の発展に伴って, コンテナ船・タンカーなどの大型船舶による輸送量が増加。輸入したものを中継ぎの港を経由して第三国へ輸出する中継貿易がホンコンや シンガポールなどで発展。

  • 世界の主要コンテナ港…シンガポール・シャンハイ・ホンコン
  • 世界の主要運河…パナマ運河・スエズ運河
  • 世界の主要海峡…マラッカ海峡(マレー半島)・ホルムズ海峡(ペルシア湾)・ジブラルタル海峡(地中海)

自動車交通

一度に輸送できる量は限られるが、ドアからドアまで自由に輸送できることが特徴。日本ではトラックによる貨物輸送量が多い。高速道路の整備により、輸送時間(時間距離)が短縮された。

  • 南アメリカのアマゾン横断道路(トランスアマゾンハイウェイ)は広大な熱帯雨林の開発を目的につくられ、道路に沿って熱帯雨林の開発が進行。
  • 都心部での渋滞を解消するために、郊外の駅周辺で自家用車を停めて、公共交通機関に乗り換え、都心部へ移動するパークアンドライドが推進されている。

鉄道交通

大陸横断鉄道(ロシアのシベリア鉄道・アメリカ合衆国のユニオンパシフィック鉄道など)のように、広い国土を走る鉄道や内陸の鉱物資源を港まで輸送する鉄道(タンザニアのタンザン鉄道)など、現在でも重要な役割を担う。

国会問が陸続きであれば、鉄道網が国境を越えて張りめぐらされる。ヨーロッパでは複数の国を結ぶ国際列車(ユーロスター)が運行される。

日本・フランス・ドイツ・イギリス・中国沿岸部などでは、高速鉄道が重要な役割を果たしている。

航空交通

輸送費が高く大量輸送には向かない小型・軽量の電子部品や、鮮度が重視される花・魚介類を輸送。地域の拠点空港(ハブ空港)から世界各地へ国際航空路線が就航。ヨーロッパ~北アメリカ間は最も運航量が多い。

  • ハブ=アンド=スポーク…航空路線網を自転車の車輪にたとえたもので、車輪の中心の軸(ハブ)にあたる空港(ハブ空港)から車輪のスポーク(軸から伸びる棒)のように多方面へ航空路が伸びるシステム。国際線と国内線の乗り換えのターミナルにもなる。
  • アジアのハブ空港…ホンコン、シンガポール、タイ(バンコク)など。

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